常温DLC処理

常温DLC処理

安定した帯電防止効果の実現、グリップ(摩擦)低減によるフィルム等のシワ発生の防止。
ゴムロールには、ブリーミング等による相手基材への汚染防止。
金属・硬質クロムメッキロールには、金属イオンの溶出防止、汚れ防止、水溶性溶剤に対する接触角の制御が可能。
コンポジットロール表面にも処理が可能。

主要な特徴

  • クロム、ニッケル等の金属元素溶出防止
  • 部材への耐摩耗性をアップ
  • 部材への耐久性をアップ

使用用途により下記機能選択が可能です。

低摩擦係数 0.2以下
(シワの防止・相手材へのダメージ防止)
高硬度 硬質Crめっき(900HV前後)よりDLCが硬下(1500 HV前後)、傷防止対策 
耐摩耗性 フッ素樹脂コートは耐摩耗性
腐食性対応 DLCコーティング処理することで耐薬品性・耐腐食性の向上
超親水性対応 水の接触角20~30°可能
(溶液塗布の膜厚制御可能)
撥水性対応 水の接触角90~10°可能
電気抵抗値 10×6~10×10Ω 
(塵・ホコリの付着防止)

常温DLC加工素材

  • ゴム(NBR系)ロール表面
  • CFRPロール表面
  • アルミニウム表面
  • プラスチック樹脂表面
  • 硬質Crめっき表面

適用例

  • シリコンキャリヤ
  • チタンキャリヤ
  • EGキャリヤ
  • 研磨用ドレッサー
  • ゴムパッキン